ゆる主婦 愚直に生きる

アラフォー主婦の日々のぼやき

体外受精 採卵日当日

前回 現在絶賛進行中の我が家の妊活の経歴をお伝えしたが、今回は先日体外受精の採卵を実施した体験についてお伝えしたい思う。

採卵とは細い針を膣から通し、お腹の中から卵巣に針を刺して育った卵子(卵胞)を採取することである。前回体外受精を行った地元のクリニックでは、採卵時の麻酔はなかったため、意識があり、我慢できないほどではないがそれなりの痛みであった。採血と同程度の痛みと言う人もいるが、場所が場所だけに恐怖感もあり例え同じ程度の痛みだとしてもひとくくりにされるのは心外である。採卵後は回復するまで別室のベッドで休ませてもらうのたが、前回この休息時に強い吐き気があり、本当なら数時間で帰宅できるはずが半日ほど院内で休ませてもらい家族に迎えにきてもらって帰宅した。

そんな前回の苦い記憶があったため、今回新しいクリニックで2回目の採卵することにも不安があった。が、実際は麻酔を使っての処置だっため処置室に入り点滴に麻酔を入れていきますねと声をかけてもらった後からの記憶はない。気付いた時には別室のベッドで寝ていた。今回の採卵数は13個であったが、処置時の痛みがなかっただけでなく、術後のお腹の痛みや出血もほとんど気にならなかった。有名なクリニックだからか全体的にスムーズで安心感がある。1時間ほど休んで帰りは電車に乗って一人で帰宅できた。前回とは大違いである。

今日の処置代だけで30万円超え。地元のクリニックに比べて体感として1.5倍くらい値段が高く毎回金額の新記録更新をしていくのが悲しい限りだが、成果に期待して結果を待ちたいと思う。

我が家と不妊治療

我が家は結婚7年目 妊活を始めて早5年目の夫婦である。

自然に子どもを授かることを疑いもしなかったが、2年できなかったら検査に行った方がよいという世の中のスタンダードにのっとて軽い気持ちで産婦人科を訪れたのがきっかけであった。

タイミング法から始まり、人工授精4回、その後体外受精までステップアップはあれよあれよと進んでいった。体外受精とは卵子ホルモン剤を使って妊娠しやすいような量や質に整えた後、体外に採取(採卵)する。その後精子卵子を体外で人工的に受精をさせたものを女性の子宮内に戻してあげるという治療である。これだけ人工的な治療であるから、最初始める前はかなりの抵抗があった。浅田義正医師の本を読んで、不妊治療は過程ではなくあくまでも結果がすべて 自然にこだわりすぎるあまりに限りある期間を無駄にしてはならないというお話に納得して体外受精を進めていくことになった。1回目の体外受精では10個の採卵を行い、そのうち5個の受精卵ができた。それを一つ、また一つ順番に子宮に戻していったが、最終的には妊娠することは出来なかった。

その後不妊治療に疲れ切り、身辺の変化などいろいろあり2年間治療をお休みすることとなった。現在はもともと通っていた地元の産婦人科をやめ、大阪の某有名クリニックで体外受精の準備を再開したとことである。

結果だけを淡々と書くとこんな経緯である。実際には紆余曲折いろいろあったし、産科の帰り道 泣きながら自転車で帰る日もあった。連れともいろいろ話合った。子どもがいた場合の未来、子どもがいなかった場合2人でこれからどう生きていくか。普通の夫婦ではお互い向き合ってここまでのは話をすることはないだろう。不妊生活の中で一つ得たものがあるとすればお互いへのより深い信頼であると思う。

 

今や14人に一人が体外受精で生まれると言われる時代。自由診療から保険適応への移行など不妊夫婦にとっては生きやすい時代になってきている。これからまだ治療によって一喜一憂する日々が続くと思うがありのまま受け入れて後悔のないよう過ごしていきたい。

 

我が家と不妊治療

 

 

 

アウトプッターへの第一歩

小さい頃仲が良かった友達は素敵な絵を描く子だった。

二人よく肩を並べて好きなキャラクターの絵を画用紙いっぱいに描いた。私は何か見本の絵を見ながらそれをそっくりそのまま模写をすることがうまかった。その子は同じキャラクターをアレンジしたポーズや見たこともない背景で自分色で描くことができた。子どもながらにこれはかなわんなと思ったことを今でも覚えている。

 

中・高と勉強はそこそこ出来る方だった。計画的に勉強するタイプではなかったが、直前に詰め込んだものをわりといい感じで発揮できるから中間テストの点はよかった。

が、継続的な学力が試される実力テストなどはてんで結果が出せなかった。

 

つまりインプットしたものをそのまま出すことはできるが、それを自分で消化しアウトプットすることがどうも苦手だったのだ。

 

大人になって私は看護師として働きだした。看護師という職業は効率化・動線がことさら求められる職業だ。10年間必死で働く中で知らず知らずのうちに私生活でもそれを意識するようになっていた。できるだけ無駄なく失敗ないように。何かをする時は十分に調べ上げてからやる。料理をするときはクックパッドで評価の高いものだけ作るからまずくなりようがなかった。

 

失敗がないが挑戦もない穏やかな代り映えのない毎日。誰かが提供してくれるお得な情報を消費するだけの受動的な生き方。

そんな自分のやり方に少しずつ感じていた疑問に抗うために、今回この小さなブログから始めてみることにした。

 

穏やかなアウトプッターへの第一歩。

2022年1月17日