ゆる主婦 愚直に生きる

アラフォー主婦の日々のぼやき

我が家と不妊治療

我が家は結婚7年目 妊活を始めて早5年目の夫婦である。

自然に子どもを授かることを疑いもしなかったが、2年できなかったら検査に行った方がよいという世の中のスタンダードにのっとて軽い気持ちで産婦人科を訪れたのがきっかけであった。

タイミング法から始まり、人工授精4回、その後体外受精までステップアップはあれよあれよと進んでいった。体外受精とは卵子ホルモン剤を使って妊娠しやすいような量や質に整えた後、体外に採取(採卵)する。その後精子卵子を体外で人工的に受精をさせたものを女性の子宮内に戻してあげるという治療である。これだけ人工的な治療であるから、最初始める前はかなりの抵抗があった。浅田義正医師の本を読んで、不妊治療は過程ではなくあくまでも結果がすべて 自然にこだわりすぎるあまりに限りある期間を無駄にしてはならないというお話に納得して体外受精を進めていくことになった。1回目の体外受精では10個の採卵を行い、そのうち5個の受精卵ができた。それを一つ、また一つ順番に子宮に戻していったが、最終的には妊娠することは出来なかった。

その後不妊治療に疲れ切り、身辺の変化などいろいろあり2年間治療をお休みすることとなった。現在はもともと通っていた地元の産婦人科をやめ、大阪の某有名クリニックで体外受精の準備を再開したとことである。

結果だけを淡々と書くとこんな経緯である。実際には紆余曲折いろいろあったし、産科の帰り道 泣きながら自転車で帰る日もあった。連れともいろいろ話合った。子どもがいた場合の未来、子どもがいなかった場合2人でこれからどう生きていくか。普通の夫婦ではお互い向き合ってここまでのは話をすることはないだろう。不妊生活の中で一つ得たものがあるとすればお互いへのより深い信頼であると思う。

 

今や14人に一人が体外受精で生まれると言われる時代。自由診療から保険適応への移行など不妊夫婦にとっては生きやすい時代になってきている。これからまだ治療によって一喜一憂する日々が続くと思うがありのまま受け入れて後悔のないよう過ごしていきたい。

 

我が家と不妊治療